2020年04月30日 この世の果て 花守は笑いながら「私なんかで会った時からお洒落なと料理の話それから、私の悲恋の話を聞いてもらっていた友達だからね」それから、数ヶ月シモンは無事手術も終わりその足で、友永が借りたマンションに帰ってきた友永の家でもシモンは大歓迎で父親はその経緯を聞いてとりあえず、マンションの礼金くらいは払ってやると言い姉は美男のシモンという弟が出来たことに大喜びそして、母親は手放しで喜んだシモンは初めて家族の優しさに触れ残してきた、メイたちのことを心配した
2020年04月29日 この世の果て 友永は手術が終わったら自分がシモンを養おう大学を卒業したらもう、大手の企業に就職は決まっている勉強はしっかりして来た友永の親も姉もどんな人を愛するのかちゃんとわかってくれている結婚はできるかわからないが出来たら、籍もいれたい花守は大喜びで応援してくれるシモンの手術前に「シモン、彼女が私の親友花守!いつだって力になってくれて今回のこともきっかけは彼女の助言だったんだ」シモンは嬉しそうに「花守さんのこと、最初嫉妬してました」
2020年04月28日 この世の果て タケオが悲しそうに「その年頃は才能があってもお金をかけないと夢は叶えられないかもしれないからなとりあえず、シモンのことは社長に話すよすぐにお金の手配はできると思う」タケオは今やみぃの会社の金庫番だ15で家を飛び出して男娼をやっていたタケオにとってその話は人ごとではない友永はすぐに、動いてくれる星人の一族に感謝したそして、花守にも感謝する病院に行くとシモンは、これから先どうしたいのか聞いてみる経済のエキスパートになりたいのかと聞くと「友永さんと一緒にいたい」そう恥ずかしそうに言った
2020年04月27日 この世の果て 「でも、ほら、私って、そっち系だし」花守は思いっきり笑った「友永!今まで何年、星人と付き合ってるの?あそこのおば様がそんなこと気がついていないと思うの?それに、きっと、そんなこと何にも気にしないわ」友永はハッとしたなんだか、今、シモンやブラウンのことで物凄い狭い世界に入り込んでいた「うん。とりあえず話してみる」星人も交えて今の友永の苦境を速水、そしてタケオも一緒に聞いた弁護士である康太も話を聞いて「確かに、他の3人のことを考えると法的処置はやめたほうが良さそうだ」
2020年04月26日 この世の果て 花守は心配しながら友永を見た友永は花守にはいつだってなんだって話して来たし花守の星人への想いもここ数年、全部聞いて来た「何か私が聞いて楽になることなら話してみてでも、その顔だと、力にはなれないことなのね」花守のその言葉友永は全てを話した花守は涙を浮かべて聞いていたが「ね、その話、星人のおばさまに話してみたらどうかしら」「え?」「だって、星人の大叔母様が会社を経営してるでしょう?あそこの会社の慈善事業かなにか、確かすごい額だったわよ」